タミフルを飲んだけど熱が下がらないのはなぜ?

薬を飲んでいる女性

タミフルは抗インフルエンザウイルス薬として有名ですが、その作用機序は、ウイルスが感染したのち、増殖して全身に広がっていくのを抑える作用があります。
ノイラミニダーゼ阻害薬と分類され、ウイルスが感染した細胞のみに留める効果を持ちます。
つまりタミフルに直接的な解熱作用は有しておらず、体の免疫がウイルスに対する防御機能で発熱するのであれば、ウイルスを除去することで、間接的な解熱へと繋がっているのです。
このことから、発症期間の短縮や症状を軽減する目的で処方されることが多く、正しく服用すれば発熱をある程度抑えることも可能です。
もし処方されたタミフルを指定の期間内で飲み続け、それでも熱が下がらなかった場合は、ウイルスが耐性を持っているか、合併症の疑いもあるので、再び病院で診察を受ける必要があります。
また、インフルエンザには38度以上の発熱が起こりますが、タミフルと一緒に解熱剤が処方されることは滅多にありません。
タミフルとの併用が禁忌であるといった問題は特にないのですが、高熱というのはウイルスにとっても活動しづらい環境であること、人の免疫力を働かせるためにも無闇に解熱をしないのが医師の方針のようです。
もちろん解熱剤を絶対に出さないというわけではなく、熱が異常に高かったり、酷く長引くようであれば、体力を維持させるためにも解熱剤を処方することがあります。
脳症や肺炎などの合併症の危険もあるので、感染状況や現在の症状を見定めてから処方をするか決めます。
医師が解熱剤を処方してくれなかったからといって、タミフルと一緒に解熱作用のある薬を併用するのは、何かしらの副作用を引き起こす可能性もあります。
どうしても必要と感じたら、医師に相談して使うようにしましょう。

関連記事